「私、彼に依存してる?」男性と交際すると必ず彼がダメ男になる『 依存症 と 共依存 』

こんにちは(^^)
男女関係修復心理学「美人の教室」
塾長の恵りょう子です。
ようこそ、このブログにおいでくださいました。
※このブログは、40代からの男女関係修復心理学。
悪化した男女関係を修復したい「女性」へ向けたブログになります。
男女関係を修復する事に重きを置いた発言が含まれておりますため、少々、誤解が生じる場合もございます。
読み進める進めないは、ご自身のご判断でお願いいたします。
「私、依存体質なんです!!」
と、いう方って、結構、いらっしゃると思います。
美人の教室にも、
「依存体質を卒業したい」
と、ご相談にお見えになる方は多いです。
依存体質がゆえに、彼にベッタリになってしまって、
彼から面倒臭い女のレッテルを貼られて、
破局を迎えてしまうカップルも多いですね。
実は、依存体質の女性は、依存体質の男性を引き寄せやすいです。
なのに、
男性から、重たく感じられて、別れを切り出されてしまう…。
同じ依存体質である彼が、どうして、別れを切り出すのでしょう?
「私は、依存体質じゃないから大丈夫」と、思っていても、
相手が依存体質の場合、あなたの中の隠れた 依存性 が引き出される事もあるのです。
明日は、我が身!!!
今日は、依存体質についてのお話をしてゆきます( ^∀^)
本日も、よろしくお願いします♪
依存症 と 共依存 とは?
依存体質には、2種類あります。
「 依存症 」と「 共依存 」
一般的に「依存症」というのが有名かと思いますが、
依存症は共依存がいないと成り立たないため、依存症と共依存は2人で1セットになります。
では、依存症と共依存の説明をしてゆきます。
⑴ 依存症 とは…
世話を焼かれる人の事を「依存症」といます。
依存症は、受け手になります。
依存症というのは、一人では自分の力で立つ事ができない状態の事を言います。
:依存症の主な特徴:
- 誰かにいつも甘えていたい
- 自分だけ得をしたいと考えている
- 与えると損した気分になる
- 問題を自分の力で解決できない
- 次第に自由がなくなっていく
⑵ 共依存とは
世話を焼く人の事を「共依存」という。
共依存は、投げ手になります。
共依存とは、相手の欠けている部分を埋める役割を頼まれてもいないのにする状態の事を言います。
:共依存の主な特徴:
- 支配したい心を持っている
- 自分に対して受けとる事を禁止している
- 愛を受け取れないので満たされない
- 次第に心が干からびてゆく
⑶ 依存症と共依存の典型例
お前の事、俺は一番に大事に思ってるよ。だから、100万円用立ててくれない?
愛 され男
え??100万円??(そんなお金ないけど…今、断れば彼が離れていくかもしれない。私の事、一番大事って言ってくれてるし。され男を信じよう。)
恋 なや美
だけど、本当は、され男くんから、愛されている実感はないんだよね…。本当に彼は私を一番だと思ってくれてるのかな?
恋 なや美
このように、され男くんは、なや美ちゃんから、世話をしてもらう事で自分の欲求を満たし、
なや美ちゃんは、され男くんの世話をする事で自分の欲求を満たしています。
この場合は、され男くんが依存症で、なや美ちゃんが共依存と言う事になります。
本来、共依存と言うのは、軽ければなんら問題のない「依存」です。
弱い者や困っている者に手を差し伸べる女神のような存在ですから、
人助けをする立場にある方には、備わっていないとならない心理になります。
しかし、
献身的に世話を焼くの好きで見返りを求めない無償の人助けなら、なんら問題ありませんが、
世話を焼く事そのものや、自分が他人から依存されている状態に自分自身が依存してしまっている場合、
相手の依存性を引き出してしまい、相手を「依存症」に変えてしまう場合があります。
どうしようもない男性の世話を焼く事で周囲から「すごいね」と認めれたり、
どうしようもない相手の面倒を見ている事で自分の価値をあげようとするので、
「相手に強くなってもらっては困る…」と言う心理が動きます。
どうしようもない彼氏の愚痴を周囲に言う時は、表面上「もっとしっかりしてほしいのよね…」
と、希望の意味を含ませて言っていますが、
実は、「しっかりしてもらっては困る。だって、私が評価されなくなるから。」
と、言う自分勝手な心理で行動してしまうのです。
実は、「彼から愛されている実感がほしい」と言うのは、人生の嘘で、
彼から愛されている実感がないけど、彼に尽くしている自分に魅力を感じている…。
と、言う、大変、ドMな心理で動くのが共依存です。
このような、ドM心理を持つ共依存を上手に利用しようとするのが依存症です。
愛を感じなくても、自分に尽くす事に酔っている共依存を上手に利用します。
その結果、
依存症は、いつまでも、弱い立場をキープしたまま、共依存に世話をしてもらい、
都合のいい時には、甘え。都合が悪くなると「お前の世話力が足りない」と共依存のせいにして逃げてゆきます。
そのため、依存症は、共依存に追いかけられる立場にあるので自由がなくなり、
共依存は、依存症の愛を感じる事がないため心が枯渇してゆきます。
依存症と共依存が共存できるようで、できないのは、このような理由があるからです。
たまに、依存症だった男性が、別の女性に出会う事で、人が変わったように改心する事があります。
それは、共依存だった女性の元を離れて、自立した女性と出会った事で、
自身の生き方を変えるキッカケとなったからです。
依存症を作るのは、共依存です。
依存症が共依存を作るのではありません。
もし、あなたが、彼から浮気をされて困っている・彼の借金をなぜか私が払っていると言うような悩みがある場合、
あなた自身が、「共依存」である場合があります。
共依存体質の中核症状
男性から「依存症」を引き出してしまう女性の特徴を説明してゆきます。
⑴ 自己愛の障害
自己肯定感を持ちにくく、自分を愛する事ができない。
常に自分の事を「どうせ私は…」「私には無理…」と諦めた発想を持っている。
自分を守るためにとる行動が、全て裏目に出てしまう特徴があり、「良かれ」と思ってやる事が全て裏目に出る場合が多い。
常に自分に自身がなく、他人と自分を比べては「私はダメだ…」と自己否定を繰り返している。
かと言って、ダメだから良くなろう!と言う努力はしない。ダメなままの自分を受け入れてくれる人を探している傾向にある。
⑵ 自己保護の障害
相手と自分との間にしっかりと境界線をひく事ができないため、うまく自分を守れない。
相手から「好き」と言われると、さほど自分は好きでなくても相手を受け入れてしまう。
相手に対して、多少の嫌悪感を感じたとしても、「この人といるためにはこの嫌悪感に耐えなければならない」と極度な忍耐力を発揮する。
忍耐力はあるものの、我慢しても、我慢しても、希望が叶わず、ある日突然、爆発したり、「あああ!!もういい!」と何もかもを投げ出してしまう場合もある。
⑶ 自己同一化の障害
自分の現実を把握するのが苦手。自意識を相手と共有する事が難しい。
自意識とは、相手と自分の違いを認識する事を自意識と言う。
現実の自分をうまく受け入れる事ができずに、夢の世界に飛んで行ってしまう場合もある。
実際は、地味で目立たたない存在を自分でアピールしているにも関わらず、夢の世界では、華やかで派手な自分でいると思いこみ、
他人に対して、「本当の私は違うんだ!」と言うようなアピールをして回ることもある。
虚言癖を発症する事もある。
⑷ 自己ケアの障害
自分の要求や欲求を上手に人に伝えられない。セルフケアができない。
言いたい事を相手に伝えることが苦手で、「これを言うと嫌われてしまうんじゃないか?」「この行動をしたら、相手が離れていくんじゃないか?」と常に保身を考えるあまり、相手に自分の意見をハッキリ伝える事ができない。
ハッキリ伝えない事を選択したにも関わらず、「自分の意見が伝わらない」「空気で感じ取ってよ」と言うような、矛盾した発言をする事も多い。
自分の意見を相手に伝えない選択をしているのに、相手には、自分の考えを理解してほしいという矛盾点が目立つ。
⑸ 自己表現の障害
現実を適当に感じ取って表現する事が苦手。様々な状況に適応しにくい場合もある。
状況などをシンプルに直接、そのまま説明する事が苦手で、少しだけ話を盛ったり、脚色をしてしまう傾向にある。
逆に、状況説明を打診された場合、マゴマゴしてしまって、口がマメらなかったり、どもったりする傾向も見受けられる。
仕事やプライベートなどでも、新しい職場や環境などに適応するのに時間がかかったり、適応できなかったりする。
適応する前に諦めてしまい、退社したり、配置換えを上司に頼むなどして、移動をするが、結局、また、適応できずに同じ事を繰り返す。
自分の年齢を受け入れられずに誤魔化したりする場合もある。
依存体質の二次的行動・態度
男性から「依存症」を引き出してしまう共依存の行動を説明してゆきます。
⑴ ネガティブな支配
何事も自分の都合のいいように解釈して、相手に対して批判的になる。
自分に都合の悪い事は見過ごして、自分に都合のいい事にだけ目を向ける傾向にある。
自分に非がある場合でも、相手を悪者にする事で周囲の関心を自分に向けようとする。
⑵ 憤り(いきどおり)
自分が傷ついた時に自分を責めるのではなく、相手を責めようとする。
自分が傷つくと言う事は、傷つけられる要素があったはずなのだが、その事に目を向けようとせず、相手ばかりを責める。
⑶ 傷ついた心
心が傷ついた事を周囲にアピールして回る。
彼の愚痴を周囲にいう事で「傷つけられたのは私」と言うアピールをする。
相手に対しても、「私を傷つけておいてこのままで済むと思わないでよ」とばかりに脅しを加える事もある。
⑷ 嗜癖(しへき)および心と体の病気
嗜癖とは、特定の行動や人間関係、品物を好む傾向にある事を言います
心の傷を癒すために、心療内科で睡眠薬や抗うつ剤を処方してもらったり薬に頼る場合もある。
友達を捕まえて、彼の愚痴を心が済むまで言い続ける傾向がある。
食欲不振でご飯を食べなくなったり、入院する場合もある。
病気になったり、通院する事を好むようになり、そのような自分を気にかけてくれる相手だけを信頼する傾向にある。
⑸ 親密な人間関係の困難
一連の症状を通して、親密な人間関係を築く事ができなくなる。
結局は、自分の思い通りに人を動かしたい心理が強いので、自分の思い通りにならない相手を酷く非難したり、
「あの人は、人間ではない!心がない!」と言うような、位置付けをしてしまいます。
本来なら、人は、各々、価値観があるわけですから、自分のいう事を聞かないのが当たり前ですが、
自分の都合のいいように動かない人間を排除しようとする行動をとる一方で、
こんな私でも、受け入れてほしい…と言う矛盾を示すため、一向に、自分自身を本当に理解してくれる人には出会えない傾向にあります。
依存体質を脱出する17つの回復法
では、共依存からの脱出方法を説明してゆきます。
①自らを犠牲にして相手を助けようとする場合
心のそこでは、相手に見返りを期待しており、それが返ってこない場合は怒りの感情を相手に向ける特徴がある。
回復方法
相手の世話をしそうになった時に、「本当にその世話は必要か?」と自問自答してみる。
1〜10まで、数えてみて、世話をしそうになる自分を抑える。
②相手の行動や価値観を変えようとした場合
アドバイスをしたり、なだめたり、怒ったりする事で相手を操作しようとする特徴がある。
また、信頼できないような人に惹かれてしまい、自ら困難に首を突っ込むという特徴もあげられる。
回復方法
他人をコントロールできるという事は、全くの思い違いである事をしる。
リラクゼーションや瞑想などで心を落ち着ける練習をしていくと良い。
少しでも平穏な時間を増やす努力をすること。
③他人への依存が強く「一人ではやっていけない」と愛情にしがみつく場合
一人でいると不安になり、愛とは、相手との人間関係にのめり込んでドキドキする事だと錯覚している特徴がある。
回復方法
一人で過ごす時間を増やす練習をしていくと共に、あま強い引力で惹かれる男性には近寄らないこと。
④考え方の視野が狭くなり、相手を否定しようとした場合
相手の事で頭がいっぱいになり、依存関係という問題の重大さに気づかず大した事はない…と問題を無視してしまう特徴がある。
回復方法
コントロールできない相手の事を考えたり、心配するより、努力すれば変化していく事に力を注ぐ練習をする。
信頼できる仲間に自分の行動がどう写っているのか、現実的にチェックしてもらう。
⑤ コミュニケーションの技術に欠ける場合
自分の言いたい事をハッキリ表現したり、自分に必要なものを要求する事ができない特徴がある。
回復方法
自分を主体としたモノの言い方を練習する。
コミュニケーションの技術を第三者から学習する。
⑥ 相手と自分の境界線がハッキリしていない場合
相手からの心的、性的、身体的な侵入を許したり、相手の問題にお節介に入り込んだりする特徴がある。
回復方法
相手から自分の所有物のように入り込まれた感覚を感じたら、相手が境界線を超えてきた事を意味する。
相手が、境界線を超えてきた事をスルーせず、しっかり気づく事が大事。
⑦ 自分の体から出ているメッセージを無視している場合
相手との関係で「何か変?」と違和感を感じた時、胸がドキドキしたり、背筋が凍るような身体的反応があった場合でも無視する特徴がある。
回復方法
息が吸えなかったり、肩こりがしたり、胸がドキドキしたり、背筋が凍るような感覚が現れたら、その反応を無視する事なくしっかり気づく事が大事。
⑧ 怒りの問題を持っている場合
適切な処理の仕方がわからず、突然爆発したり、周囲の人や物に八つ当たりしてしまう特徴がある。
回復方法
怒りという感情の下にある心の痛みや不安感、寂しさなどに注目して癒していく事が大事。
⑨ 忍耐強いのか諦めが早いのかよくわからない行動を取っている場合
相手が何かをするたびに反射的に動いて先回りしたり、せかせかと動き回って余計な心配をする特徴がある。
回復方法
まずは、何もしないで相手との距離を置く。
相手を心配するのではなく、自分自身の行動を見直してみる。
⑩ 罪の意識に襲われたり、被害者意識がある場合
相手に問題があるのは自分のせいだ!と自分を責め、自分が努力すれば相手も変わるだろうと必死になったりするがうまく行かない特徴がある。
回復方法
相手が、あなたを困らせるような態度をするのは、相手の問題であってあなたの問題ではありません。
私が悪いから…という意味不明な罪の意識をすて、助けられない相手は助けないという決断も必要。
「助けない」という自分の行動に責任をもつ事。
⑪ 物事を極端にとらえ、ほどほどにする事ができない場合
白黒ハッキリさせすぎて、相手が間違って、自分が正しいまたは、逆に、相手が正しくて、自分が間違っていると思い込む事で人間関係のバランスを崩してしまう特徴があります。
回復方法
黒か白かで、物事を決めたくなった場合は、グレーやピンクもある事を思い出す。
⑫ 過去の間違いから学ぶ事ができない場合
互いの関係がいい時には、相手が問題を起こした事を忘れて、相手を可愛そう…と許してしまう特徴がある。
回復方法
辛い経験を日記につけて教訓にする。
⑬ 害があるのに和平を保とうとする場合
自分や周りに害があるのに、相手を喜ばせたい一心で相手に合わせようとする。
相手が怒らないように異常な努力をし、周囲にも平和を保つように強制する特徴がある。
回復方法
スムーズには行かない事を無理やりスムーズにしようとするのをやめる。
⑭ 権威者を恐る場合
地位や権力のある人の前に出ると萎縮してしまい、ビクビクしてしまう特徴がある。
回復方法
理由もなくオドオドしている自分に気が付いた場合、幼少期に似たような経験がある事を思い出す。
それは、本当に怖い事だったのか?自分の心の持ちようで今は回避ができるのではないか?という解決策を考えてみる。
⑮ 理想論、ファンタジー、社会のオキテにとらわれる場合
相手は「〇〇すべきだ」「〇〇するのが普通だ」という理想論や道徳論にとらわれたり、「相手はきっとこうするだろう」という自分の中で作り上げた相手の想像を作り上げている特徴がある。
回復方法
現実とファンタジーとのギャップを感じている場合は、現実を何よりも優先させる。
⑯ 相手の気分を敏感に察して、先へ先へと頭を動かし、つかなくてもいい嘘をつく場合
相手の顔色を伺い、相手の心を素早く読み取って、先回りして次の事を考えている特徴がある。
回復方法
頭が先回りしそうな予感がしたら「ストップ」をかける。
現状のシンプルさに責任をもつ。
⑰ 自己の確立ができていない場合
自分に自信がなく、相手に幸せにしてもらいたい事ばかりを考える特徴がある。
回復方法
そもそも、自分はどういう人間になりたいか?
自分自身が人生に求めている物はなにか?を自問自答する必要がある。
まとめ
これまでを読んでみて、どう思いましたか?
具合が悪くなって、途中で読むのをやめてしまった方もいらっしゃるかもしれませんね。
依存症男性を作るのは、世話好きな共依存体質の女性なのです。
子育ても恋愛も同じなのですが、本当に、相手を愛しているのなら、
「世話を焼く」「心配をする」事は必要ありません。
「見守る」という事が大事です。
「見守る」=「信頼」です。
彼が浮気するかもしれない…と心配していると彼は浮気をします。
彼は浮気をしない人だ!!と見守っていれば彼は浮気はしません。
恋愛に依存ってつきものです。
多少なりとも、依存をしないカップルはいないでしょう。
しかし、
それが、病的になってしまっては…素敵な恋愛も素敵ではなくなってしまいます。
適度に依存、適度に各々の自主性を重んじた交際こそ、
健康的な愛を育みやすい恋愛方法と私は考えます。
今日は、読む人によっては、耳の痛くなるような内容だったと思います。
病的な恋愛より、健康的な恋愛を末長くしてもらいたいと願うばかりです。
【恵りょう子のYouTube講座】
https://youtu.be/0d0iDS5xMTI
では、また、書きます。
本日もお疲れ様でした。
ありがとうございました( ^∀^)