あなたはいつでも自分の常識をぶっ壊せる!!〜 ゲシュタルト 〜

こんにちは(^^)
男女関係修復心理学「美人の教室」
塾長の恵りょう子です。
ようこそ、このブログにおいでくださいました。
※このブログは、40代からの男女関係修復心理学。
悪化した男女関係を修復したい「女性」へ向けたブログになります。
男女関係を修復する事に重きを置いた発言が含まれておりますため、少々、誤解が生じる場合もございます。
読み進める進めないは、ご自身のご判断でお願いいたします。
芸術家の岡本太郎さんの名言にこんなのがあります。
自分を大事にしすぎているから、いろいろと思い悩む。
駄目になって結構だと思ってやればいい。最悪の敵は自分自身なんだから。
自分をぶっ壊してやろうというつもりで、そのくらいの激しさで挑まなければ、
いままでの自分を破壊して、新しい自分になることはできない。
私は、この言葉が大好きです。
なので、
思い悩んだ時は、「カッコつけてないでぶっ壊してやれ!!」と自分に言い聞かせます。
ですが、私たち人間は、実は、自分に言い聞かせなくても、自分自身をぶっ壊そうとする心理をいつも持ち合わせています。
その心理を「ゲシュタルト」と言います。
今日はそのゲシュタルトを上手く利用する方法をお伝えして行きます。
では、今回もよろしくお願いいたします( ^∀^)
まずは、ゲシュタルト療法のご説明から
「療法」と聞くと、病気の治療のように思えますが、 ゲシュタルト を上手に使っていくために開発された方法を「ゲシュタルト療法」と言います。
もちろん、心療内科などのセラピーなどでも使われますが、普段でも知っておくと、心が少し疲れた時や、心に迷いが生じた時などの助けになる心理学なので便利です。
ゲシュタルト療法というのは、精神分析家のフレデリック・パールズとその妻ローラの二人が、精神分析とゲシュタルト心理学とを融合させて発展させたものになります。
あなた自身の欲求を「形」にして、「全体」として「まとまり」のある方向へ人格の「統合」をはかる事を目指した療法です。
このゲシュタルト療法というのをセラピーで使う時、セラピストが心理分析をしません。
セラピストのお手伝い無くして、あなた自身で「自分自身」を発見していく療法となります。
では、本題に入って行きましょう♪
ゲシュタルトとは…
ゲシュタルトとは「全体の姿」という意味です。ドイツ語です。
1つの図形や1つの音楽メロディーのように、各々の要素がまとまった意味をもち、周辺環境や他人の感情や価値観などの変化を通じて形になったものを言います。
例えば))バラバラの3本の線があるとします


このように、三本の線を「統合」させると、三角形になります。
ゲシュタルトとは、一見バラバラなものを自由に組み合わせる(統合)する事で様々な形に変化する心理です。
下記の図を30秒見つめてください。
多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多多
目がチカチカしますね(*ー*)
「多い」という字がたくさんあるだけですが、あなたの目には、どのように映ったでしょうか?
- 「多」という文字だと分からなくなってきた
- 規則正しく整列しているはずなのに歪んで見える
- 集中できなくなった
- 文字の大きさは均等なはずなのに違って見える
などの、見え方がしませんでしたか??
今まで認識していた外部の世界ですが、その意義に「本当?」と疑念を抱き正しく再認識を必要とする状態になることを「ゲシュタルト」と言います。
男女間でもこのゲシュタルトはおこります。
あなたも、付き合い始めて3ヶ月頃になると、「この彼、本当に私の運命の人なのかしら?」と疑問を抱いてしまった経験があると思います。それが、まさしく「ゲシュタルト」なのです。
このようにして、私たち人間は、ゲシュタルトを作っては壊し、作っては壊しを繰り返して日々、経験を積んで成長して行きます。
ですが、そもそも、規則正しく並んでいるものに対して「疑問」を感じる脳の錯覚なので、ゲシュタルトが起こるからと言って、それが「正しい」とは限りません。
ゲシュタルトは、時折、私たち人間の脳に錯覚を与えて間違った行動に導く事があるんです。
ゲシュタルト療法が目指す人間観
ゲシュタルト療法が目指す人間観・人格は、「身体と精神が調和的に成熟した人間」であり、「今、ここからの人生を懸命に生き抜く人間」です。
「身体と精神が調和的に成熟した人間」というのは、本音と建前がウラハラでない人などを指します。
自分の心に正直に生きていける人を目標とします。
「私は私のやるべき事をやり、あなたはあなたのやるべき事をやる」という個人主義的な人間観に基づいた人生を意欲的に生きる方向へ導くものです。
*「私は私のやるべき事、あなたはあなたのやるべき事」を具体的な意味を知りたい場合は、「思い通りの未来を掴む!!〜アドラー心理学〜」の対人関係論をお読みください。
ゲシュタルト療法では、彼への執着や依存を乗り越えて、人格が統合された「全人的な存在」へとあなた自身を向上させていく方法になります。
ゲシュタルトを理解する上での基本的な考え方の中に「ゲシュタルトの祈り」という詩があります。

私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。
私は何もあなたの期待に答えるために。この世に生きているわけじゃない。
そして、あなたも私の期待に答えるために、この世に生きているわけじゃない。
私は私。あなたはあなた。
でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素敵なことだ。
交流分析①で出てきました。
あなたもOK!私もOK!!と同じ意味です。
ちょっと、聖書みたいな文章ですけれど、ゲシュタルト心理学の中で出てくる詩です。
では、次に参りましょう♪
ホメオスターシス(恒常性)
ホメオスターシスという学者もいれば、ホメオスタシスという学者もいます。言い方はどっちでもいいです。
ホメオスタシスとは何か?と言いますと、生命維持のために有機体が外界の変化に対応して、内界のバランスを保とうとする生理的な身体機能の事を言います。あなたも必ず経験した事があります。
このホメオスタシスは、このように体の機能のバランスを保つための心理としても使われますが、精神面でも、同じ使われ方をします。
この2つの例からわかる事は、喉が乾いて熱中症のような症状が出ているのに水を飲まなかったらどうなりますか?…死ぬかも知れませんよね?心にもそれと同じ事が言えます。
不快な経験をして、むしゃくしゃした時に「むしゃくしゃはよくない…」と自分を抑える事をしてしまうとどうなるでしょう?心にわだかまりが蓄積されてある日突然、爆発してしまいます。もしくは、ズーっと蓄積されて外に発散できずに「うつ状態」になることもあります。
そういうのを回避するために、世間的には、「趣味や仕事」などがあります。
趣味や仕事を上手に活用して、精神的なバランスを保っていくことも大事です。
「今ここ」を大事にする
「今ここ」「今、現在」の体験をつうじて、心身の「感覚と感情」に焦点を当てて行きます。
焦点を当てたことによって、自己への「気づき」を広げる事を目的として行きます。
あなたと彼の関係を修復していく上で、「今ここ」でしなければならない事って何だと思いますか?
それは
現在でも未完結になっている問題やトラウマを再体験する事です。
もしも、過去の問題が、本当に過去のものであるなら、もはやそれは問題ではなく、そんな問題は存在すらしない事を分からなけれななりません。
例えば))過去に男性に容姿を理由にフラれた事がある場合
ごめん。ちょっと容姿がタイプじゃないから付き合えない。
J愛 され男
そうか…わかった。
恋 なや美
だけど、本心は、
そんな事言わないでよ〜〜。そんな事言われたら、悲しいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜(T ^ T)
恋 なや美
と、本当は、「こう言いたかったのに」と、言えずに「未完結」になっている問題を「完結」させて再度、経験してみる事で問題を乗り越える力をつけていく事が大事です。
このように、あなた自身の問題を解決して行きます。
では、次に!!
図と地
左の図をみてください。
黒の部分に焦点を当てると、向き合っている人の顔が「図」になります。
白の部分に焦点を当てると、盃が「図」になります。
共に焦点を当てていない部分が「地」となります。
両方に焦点を当てることは困難です。
しかし、ゲシュタルトとしてはその、どちらもあります。
人はある瞬間、1つの事だけを経験しているのです。
例えば))料理を作っている最中に彼と喧嘩になった場合
料理を作っている→(料理が図)
彼と喧嘩になった→(喧嘩が「図」で料理が「地」)となります。
喧嘩の最中に電話がなった→(電話が「図」で喧嘩が「地」)となります。
電話を切ってまた喧嘩が再開した→(喧嘩が「図」で電話が「地」)となります。
このように、私たちは、ゲシュタルト心理を使って、図と地を反転させながら生活をしています。
優先的に気になっている事を「図に登る」といいます。
スッキリ解決する事または、後回しにしてもいいような出来事を「地に落ちる」と言います。
あなたの中のゲシュタルト心理が健康な状態であれば、自分にとって、より強い欲求、あるいは優先させなければならない欲求が何なのかが分かり、それを満たす事ができるようになります。
図と地の反転ができない、心が不健康な状態の場合は、何かが「図に居座って」しまい、あなたの心の内面と外の世界の交流が妨げられている状態と言えます。
先ほどの、なや美ちゃんと愛され男くんとのやりとりであったように、
ごめん。ちょっと容姿がタイプじゃないから付き合えない。
J愛 され男
そうか…わかった。
恋 なや美
だけど本心は、
そんな事言わないでよ〜〜。そんな事言われたら、悲しいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜(T ^ T)
恋 なや美
という場合、本当は、本心を図に登らせたいのに、本心を地のままにしてしまった事で、心へのストレスがかかり。
私の容姿はよくないんだ。私は容姿でフラれるんだ。
恋 なや美
という、トラウマが残る原因になります。
気づき
「今ここ」で「地」から「図」に登ってくる意識の過程の事を「気づき」と言います。
人間が問題を解決するために「気づかないといけない事」が3つあります。
1、内界の気づき
自分の中で起きている変化にいち早く気づく事です。
ストレスが溜まってきている事や「なんか心がモヤモヤするな〜」という自分の内側の変化に目を向けて放置をしない事が大事です。
2、外界の気づき
相手の話声・態度・声色・香り・風景などの変化に気づく事です。
相手から嫌がらせをされていると感じる場合や、相手が怒っていると感じた場合、その変化に目を向けいち早くその場を立ち去る努力や、立ち去れない場合の対処法を想定しておく事が大事です。
3、中間の気づき(ファンタジー)
思考や想像・記憶・空想などの嘘か本当かよく分からない事柄に気づく事です。
「隣の人が私の事を笑っている…」「皆、私の事をブスだと思っている…。」など、嘘か本当かよく分からない事へ目を向け、「それは本当なのかしら?」と疑問をぶつけて解決していく事が大事です。
私たちの「カラダ」は、体と精神が分離しません。心にストレスが溜まっている場合は、吐き気がしたり、筋肉が硬直したり、気だるくなったりと、常に心と体は一心同体で動いています。体は疲れているのに心がリラックスする事はまずありませんし、心が疲れているのに体はリラックスしている…という事もありません。常に、一心同体なのです。
感情を押さえ込むという事は、感情に毒される状態を作ることです。
ですが、感情ばかりを面に出して他人に迷惑をかけてばかりいるのも人間関係を悪化させる要因となります。
人間関係を良好に過ごしていくためには、心と体のバランスが大事と言えます。
感情ばかりが爆発してしまう傾向にある方は、あなたの心を徹底的に掘り下げます!!〜交流分析②〜の主な交流の3つのパターンをお読みください。
コンタクト(接触)
- 外界の気づき…相手の心
- 内界の気づき…自分の心
- 中間の気づき…嘘か本当か分からない相手・自分の心
私たちは、寝ている時以外は、常に3つの領域のどこかと接触(コンタクト)しています。
寝ている時は、夢を見たりしますよね?夢を見ている時も内界とコンタクトをしています。
外界・内界・中間の3つの気づきを阻害する要因が4つあります
① 鵜呑み(イントロジェクション)
他人の価値観や周囲の状況など、自分の力で消化仕切れていない状態。
例えば))友人から吹き込まれた言葉など…
この前、愛され男くんが、なや美ちゃんの事「可愛い」って言ってたよ。
恵 りょう子
えええ!!本当ですか!!嬉しい♡期待しちゃう♪
恋 なや美
実際に、愛され男くんがなや美ちゃんを「可愛い」と言っていたかもしれませんが、なや美ちゃんは、期待する前に、それが事実かどうかを愛され男くんに確認しなければなりません。
確認をしないまま、他人の言葉を鵜呑みにしてしまうと、愛され男くんが言った「可愛い」の本当の意味はわかりません。
彼は、本心から「可愛い」と言ったかもしれませんし、その場のノリだけだったかもしれないからです。
② 投射(プロジェクション)
自分が感じている事を相手に映し出すこと。
自分が怒っているのに相手が自分に怒っているように仕向けること。
なや美ちゃんって私のこと嫌いでしょう??
恵 りょう子
えええ?私は、自分の方が嫌われてると思っていました!!
恋 なや美
本当は、なや美ちゃんの事が嫌いなのは自分なのに、自分を守るために、相手が自分を嫌っていると位置付けてしまいます。
③ 反転(レトロフレクション)
本来は、他に向かうべきものを反転して自分に向けるもの。
感じた事を自分の中に押し込めてしまうので、行き場のなくなった感情が自分に返ってくる事を言います。
自分で自分を攻撃してしまいます。自虐ネタやリストカットなど。
(なや美って嫌い、いつもぶりっ子ばっかりして…。でも、この思いは表に出しちゃいけないものだから、心の中にしまって置かないと…あああ…ストレス溜まって、最近、お腹痛い…。)
恵 りょう子
?????(・Д・)
恋 なや美
自分の本心を表に出さないために、自分で自分を苦しめてしまいます。
④ 融合(コンフルーエンス)
自分と自分以外のものに境界がなくなった状態。
自分と他人との間に境界線がなく、相手と自分は同じであると勘違いした状態の事を言います。
自分の望みなのか?相手の望みなのかが分からなくなる。
あなたの事が心配だったから、あなたの携帯見たよ( ^∀^)
恋 なや美
えええええ?それはマジ勘弁!!!!
J愛 され男
自分と相手の境界線をしっかり引けてない場合、相手の課題にズカズカと入ってゆき、相手の心を土足で踏みにじる行為をする場合もあります。
*相手の課題が気になる方は、思い通りの未来を掴む!!アドラー心理学の「対人関係論」をお読みください。
ゲシュタルトの上手な使い方とまとめ
- 内界と外界の気づきだけに集中する
- 「今ここ」で感じる事をうながす
- 中間の気づきは嘘かもしれないので分析しない
- 不安や恐れがある場合、それが何によるものかを体験する
- 〇〇できない…は〇〇したくない*アドラー心理学とも同じです
- 「なぜ?」ではなく、「どのように?」「何?」に口癖を変える
- 「しかし」ではなく、「そして」に口癖を変える
- 疑問文を肯定文にする
- 隠している本心など、経験していない事を言葉にする
- 集団の中での個人の行動などの影響に気づく
あなた自身のゲシュタルト心理を理解していれば、不安や恐怖がやってきても、あなた自身の気づきとあなた自身の力で解決する事ができます。
ゲシュタルト心理はいかがでしたでしょうか??
あなた自身の心の使い方や、彼の心の使い方を理解する事ができたでしょうか?
ゲシュタルトは破滅的に使ってしまうと、あなたの人生が破滅して行きますし、ゲシュタルトを使って、あなたの未来を切り開いていけば、どんどんどんどん自分の力で未来を切り開いていく事ができます。
あなたの考えや価値観が、あなたの生き様を邪魔している場合は、ゲシュタルトを使って、どんどんぶっ壊してあげてください( ^∀^)
【恵りょう子のYouTube講座】
準備中
では、本日もお疲れ様でした。
また、書きます( ^∀^)