「どうしてそんな嘘つくの?」実録!?「 虚言癖 」を徹底解剖!!!

こんにちは(^^)
男女関係修復心理学「美人の教室」
塾長の恵りょう子です。
ようこそ、このブログにおいでくださいました。
※このブログは、40代からの男女関係修復心理学。
悪化した男女関係を修復したい「女性」へ向けたブログになります。
男女関係を修復する事に重きを置いた発言が含まれておりますため、少々、誤解が生じる場合もございます。
読み進める進めないは、ご自身のご判断でお願いいたします。
先日、このようなメールをいただきました。
「自分では、嘘を付いているつもりはないんですが…、
彼から、『虚言癖あるよね?』と言われました。
すごく、ショックで…。
でも、確かに話を面白くしようと思って、
少し内容を「盛」ったりします。
それって、悪い事なんですか?」
話を「盛る」癖を持っていらっしゃる方は、
人間関係を悪化させやすい方には多く見受けられます。
サービス精神旺盛な証拠なのですが、
受け手がそのまま冗談として受け取ってくれればいいんだけど、
冗談に気づかず、そのままシンプルに真に受けてしまう事もあるでしょう。
真に受けるタイプの人からしてみれば、
盛り癖のある人は、「ふざけてる」「嘘つき」というような、
レッテル貼りをされる事も多いです。
話を面白おかしく盛ってしまう側は、
相手を「楽しませよう」と思っての行動だと思います。
現に、「優秀な営業マンの会話術」の中にも、
多少の話は「膨らませて話す」というテクニックがあります。
あくまでも、会話のテクニックです。
優秀な営業マン達も話を膨らませて話す事がありますが、
次に会った時に盛った部分を突かれた場合、
「そんな話しましたっけ?」と、
スルっとスルーしています。
↑
これも、会話のテクニックです。
基本的に、優秀営業マンが盛っている話というのは、
「嘘でも本当でも、どっちでもいいような事」を盛っています。
なので、
「そんな話しましたっけ?
なんか、僕、余計なおしゃべりしちゃったみたいですね(笑)」
という具合に、スルッとスルーします。
「盛り癖」があるからと言って、
一概に「ダメ」というわけではありません。
あなただって…話を盛る時には、
「どうでもいい事」を盛っているでしょう?
実は、あなたの会話術が高等過ぎて、
相手が付いてこれてないだけなのですが、
世の中は、ついてこなれない人の方がほとんどなのです。
だから、
会話をしていて、「つじつまが合わない人」を見つけると、
世の中の人は、「虚言癖」という言い方をします。
単なるサービス精神旺盛な「盛り癖」なんですけどね。
だけど、
聞く人によっては、「嘘」に聞こえるため、
「虚言癖」と言われてしまう事があります。
今日は、「盛り癖」と「虚言癖」について、
お話をしていこうと思います。
「盛り癖と虚言癖」の違い
⑴ 虚言癖とは
私が、20代半ば頃、こんな女性に会った事があります。
奥さんは、結婚するまで、水商売をしていた女性でした。
容姿に可愛らしさはあるものの、
人に対する感謝があまりない人だな…と私はその当時感じていました。
ある日、彼女がこんな事を言いだしました。
私の家の敷地内にはチャペルがあるの。毎日、そこでお祈りをしてるのよ。家にはドーベルマンが3頭居て番犬をしてるの。お兄ちゃんがフェラーリに乗ってて、お父さんはランボルギーニに乗ってるの。実家は成城なのよ。
ミュージシャン妻
へ〜。すごいね。お金持ちなんだね。
恵 りょう子
そんな事ないよ。普通の一般家庭だよ。
ミュージシャン妻
いやいや…それは、一般家庭とは言わないよ…。
恵 りょう子
後日恵は、彼女の夫を捕まえて
あんたの奥さんって凄いお嬢様なんだね。いえの敷地内にチャペルあるんだね。ドーベルマン3頭って…凄いぢゃん!!成城に住んでいるんでしょう?お嬢だね。
恵 りょう子
は??彼女の実家は用賀だけど?両親は教師で家にチャペルとかないけど?ドーベルマン?動物飼ってないはずだけど?
彼女の夫
後日、私は、奥さんに…
旦那に聞いたけど、敷地内にチャペルとかって嘘でしょ?なんで、そんな事言ったの?
恵 りょう子
そんなの鵜呑みにしてたの?嘘だってすぐに気づくでしょう?バカじゃないの。もう、私達に関わらないでくれない?あなたみたいな興味本位だけで夫の友達面してる人には、近寄って欲しくないんだけど。私は、旦那を守らないといけないの!夫が成功するかどうかは私にかかってるんだから!!
ミュージシャン妻
という、返事が帰ってきました。
要は、夫の今後や仕事の出世のために邪魔な人間を排除するための言動だったようです。
しかし、
受け取り方を変えれば、こうも解釈できます。
自分のコンプレックスを隠すために「負けたくない」という気持ちから、
相手よりも立場を上に思わせる発言をする事で、
相手を自分よりも下に配置し、相手を支配しようとする心なのではないか?
下に配置したい人間から、嘘を見破られてしまった事で、
自分を守るために、相手を排除するような言動をしてしまったのではないか?
私は、この奥さんの言動は、後者だと思っています。
この奥さんは、紛れもない「虚言癖」。
虚言癖とは、自分のコンプレックスを守るために、
その場しのぎでつく嘘が常習化したものを言います。
この奥さんを例にあげると、
「自分はお金持ちでありたい」という願望から、
普通の一般家庭の出身だという事を隠したい一心で、
さも、自分がお金持ちの出身だという事をアピールします。
「あなたと私は違うのよ。」
と、いう事を一生懸命、嘘をついてアピールしています。
虚言癖の最大の難点は、嘘をついているうちに、
本人がそれを本当のように思ってくる事にあります。
しかし、
実際は、嘘なのですから、
嘘と現実のギャップを目の当たりにした時、
「現実を切り捨ててしまおう」という考えに至ります。
その結果、人を傷つける形で
自分を守る結果になります。
「やりっぱなし」になってしまうのが、「虚言癖」です。
⑵ 盛り癖とは
どうでもいい話を面白おかしく、時には多少の「脚色」をしながら話をするのが「盛り癖」です。
基本、どうでもいい事を話しているので、自分も話した事を忘れる場合もありますし、
相手も多少の「盛り」は「冗談」でスルーしてしまいます。
(中にはスルーできない真面目さんもいますけどね。(⌒-⌒; )それもまた、愛嬌です。)
「盛り癖」というのは、相手を楽しませるためにする「脚色」の事を言います。
しかし、これ…
実は、プライベートではあまり使わない方がいい会話術です。
どうしてか?と言いますと…。
「仕事用」だからです。
「盛り」とは、お笑い芸人さん達がよく使う、会話術の1つです。
芸人さんは、人を笑わせてなんぼの商売です。
芸人さんが言っている事というのは、嘘でも本当でも、面白ければ商売になります。
「(笑)を商売にしている人」が使う手法が、TVなどの影響から、
一般の人も普通に使うようになってきました。
よく、芸人さんなどがTVで「素人とプロでは、(笑)の受け取り方が違う」という言い方をします。
これは、何が違うかと言いますと…。
プロの(笑)は、聞いている側が「嘘か本当かわからないので鵜呑みにしない」という受け取り方をします。
素人の(笑)は、聞いている側が「嘘か本当か確かめようとして鵜呑みにしてしまう」という受け取り方をします。
プロの(笑)と素人の(笑)には、このような差があります。
結局、あなたが、「面白い人になりたくて冗談ばっかり言っている」としても、
受け取る方が、素人的な考え方の場合、その冗談は通じないのです。
「盛り」の会話術というのは、あなたは何気に簡単に出ているかもしれませんが、
受け取る側が、簡単に受け取れない場合も多いのです。
なので、極力、仕事以外で「盛り」の会話術を出すのは、やめておきましょう。
現に、芸人さんたちもプラベートでは、
この前、TVでお尻出してたんだから、今、出して見せてよ!!
恵 りょう子
ちょと、あなた、失礼じゃありませんか?
芸人
ちぇっ…面白くないの〜
恵 りょう子
この、(笑)を分かっていないど素人が調子に乗りやがって…。
芸人
という具合に、真剣に怒る芸人さんもいらっしゃいますね。
結局のところ、
(笑)を分かっていない人達にいくらサービス精神を出しても、自分が傷つくだけなのです。
だから、芸人さんは、売れると高給取りになったりしますね。売れないと地獄なわけです。
「盛り」という会話術をプライベートで使うなら、
あなたに心から信頼を置いている相手やあなたの(笑)を分かってくれる人に限定して使う事をオススメします。
闇雲に使ってしまうと、「虚言癖」と同じ扱いをされてしまうものです。
虚言癖を行う理由
では、「虚言癖」を使う理由についてフォーカスして行こうと思います。
*ちょっと、写真が怖かったかな…すみません…。
先ほども、「⑴ 虚言癖とは」で、書きましたが、
「虚言癖」とは、「負けたくない」という心が突き動かす行動です。
自尊心が高すぎる、プライドの高い人などが陥りやすいです。
そして、
理想の自分と、今の自分とのギャップを痛烈に感じている人によく起こります。
私、一般的な家庭育ちだけど、本当は、おお金持ちの家のお嬢様になりたかった。将来は、大金持ちになるんだ!!誰からも「凄いね」と言われるような人になるんだ!!だけど、今は、まだ、そこに達していないだけだ!!私だって、いつかは…。
先の例の奥さん
「いつか、いつか」と言いながら、その「いつか」が「いつ」来るのか分からない人に多く現れるのが虚言癖です。
「いつか」が、「いつ来るのか」分からない為に、不安を抱えて嘘をつくことも有ります。
結局は、
今の自分の状況を受け入れる事ができずに、「今」をないがしろにして、
未来にばかりにフォーカスしてしまっている状態になります。
実際は、「今」を大事にして、コツコツ進まなければ、欲しい未来など掴めるはずもありませんが、
未来に集中してしまっているうちは、自分の行動が間違っている事さえも気づきません。
常に、未来と現実のギャップを埋める為に、「嘘」を利用しているにすぎないのです。
本来、誰しも「すごい!!」と思うような人は、虚言癖なんかしている暇はありません。
「虚言しよう」なんていう概念もないかもしれませんね。
このような人は、虚言をして自分を守る時間があるのなら、
コツコツと欲しい未来を掴み取る努力をしています。
嘘をいう事で自分のプライドを保つ事は、「自分を大事にしている」事にはなりません。
せっかく、未来の事を考えているのに、その未来にも悪影響を与えてしまう可能性もあります。
自分のプライドを保つ為の1つの方法として、「虚言癖」を使っているのに、
実は、自分自身のイメージや未来に悪影響を与えてしまう方法なのです。
自分を守るためのものなのに、全く、守れていないのです。
自尊心が低すぎたり、高すぎたりする人たちが行う「ゲーム」という心理があります。
このブログでも書いています。
「あなたの心を徹底的に掘り下げます。〜交流分析③〜のゲーム」をお読みください。
自分を守る為に、相手に対して否定的な心理で色々な心理ゲームを仕掛けます。
そのような心は、人間誰しもが持っています。
しかし、
そのような心を持っているからこそ、「人の痛みの分かる人」になる選択もできます。
「私のプライド守ってみなさいよ!」と他人にぶつけるのではなく、
自身のプライドを守れるのは、あなただけです。
それを忘れないようにしましょう。
虚言癖のルーツとは?
虚言癖とは、一体どこから来るのでしょう?
生まれた時から「虚言癖」という人間は、この世にはいません。
そして、
あなた自身が、何の影響もなく「虚言癖」になる事もありません。
私たち人間は、両親や周囲の大人の価値観・行動をみて、
「このような場面では嘘をつかなければならない」という事を、
自から、学んでしまうのです。
このブログ内で無料でプレゼントしている、
修復恋愛心理学入門書の中に記載していますが、(*ご興味のあられる方は是非、お読みください。)
私たちは、6歳頃までにどんな環境でどんな人生を送るのかを決めてしまいます。
まだ、お読みになっておられない方は、
をお読みください。
例えば))
お父さん!!今日、テストで99点だったの!!!
恋 なや美
ん??あとの1点の敗因はなんだ?
お父さん
え??…あ…勉強不足だったかもしれない…。(本当は、一生懸命、勉強してからの99点だったけど…お父さん怖いから、勉強不足って事にしないと…怒られる…。)
恋 なや美
勉強不足だったのに99点とったのか!?それは、凄いぞ。なや美! 今度は、たくさん勉強して100点を目指せ!!
お父さん
うん…頑張る。(また、自分でハードルあげちゃったな…。(涙))
恋 なや美
このように、親の顔色を伺って、小さな嘘をつく事から始まって行きます。
小さな嘘が蓄積されて行くと、嘘が大きくなっていく傾向にあります。
罪悪感がないわけではないのでしょうが、「嘘」をつく事が日課になって行くのです。
小さな嘘を積み重ねて行くうちに「罪悪感」がなくなる方もいらっしゃいます。
罪悪感がなくなってくると、犯罪に手を染めてしまう場合も多いので、
「最悪感」を感じるうちに、虚言癖から卒業するのが好ましいです。
虚言癖を治す方法
では、ここから、虚言癖を脱出する方法をお伝えして行きます。
先ほど、「負けたくない」という心理が、虚言癖を産むというお話をしました。
この「負けたくない」心理の根底には、「見捨てられたくない」という心理が隠れています。
- 凄い人と思われたい
- 人気者になりたい
- 愛されたい
このような心理の根底には、「私を見捨てないで…」という心理があります。
そして、
「虚言」をしてしまう心理の根底にあるのも、「私を見捨てないで」です。
これを「見捨てられ不安」と言います。
あなた自身の「見捨てられたくない」という心を癒してあげない限り、虚言癖は続いて行きます。
- 嘘をついている自分
- 罪悪感のある自分
- でも、またやってしまう自分
夢の中の自分ではなく、実際の自分をしっかりと受け止めてあげる事ができて初めて、
「虚言癖」から抜け出す事ができるようになります。
「あなたはいつでも自分の常識をぶっ壊せる!〜ゲシュタルト〜」をお読みください。
結局は、
「ついつい嘘をついてしまう自分」に終止符を打てるのは自分だけで、
終止符を打つ方法は、今の自分を受け入れる事しか方法はありません。
今の自分を受け入れられないのに、虚言癖が治るという事はありません。
「できない自分を受け入れる」事が、実は、
あなたが、将来的に思い描いた未来を受け入れる事ができる方法です。
まとめ
ついつい、自分を守って、嘘をついてしまう事は、人間だったら誰でもあると思います。
小さな嘘だからと言って放置してしまえば、小さな嘘をつく事が習慣になって行きます。
普段から嘘をついていると、イザ!という時にも嘘をついてしまうのが人間です。
「私は、大事な時は嘘はつきません」という言葉もあるかも知れませんが、人間そうそう、習慣になっているものは変わりません。
私自身、小さい時は親の顔色を伺って、嘘をついていたような子供です。
そのおかげで、大人になってからも「虚言癖」と言われて嫌われた事もあります。
「ついつい、自分を守る為に嘘をついてしまう自分」に凄く悩んだ時期もありますが、
今では、「できない自分」を受け入れる事ができているので、嘘をつく必要がなくなりました。
ただ、
私が、これまでに経験してきた事や、私の周囲の人達も癖の強い人が多かったせいか、
私の話は、「真実なのですが、突拍子も無い嘘のような話」が多く、
これらを受け入れられない人や、価値観が違う方から見たら、
「虚言癖」と思われる事も否めません。
結局は、
真実を話しているけれど、受け取る側が「虚言癖だ!」と言ってしまえば、
その人にとっては、「虚言癖」になってしまうのです。
価値観や受け取り方が違う…としか言いようが無いので、
「虚言癖だ!」と決めつけてしまうような人とは、
一緒に居ない選択をする事もできます。
相手が明らかに、「嘘」を言っている事が証明されれば、
それもまた、その人から距離をおく選択肢もできます。
「嘘」というのは、基本的に、
つく側が自分を守る為につくものであって、
つかれる側が追求しても何の解決にもならないのです。
嘘をつく側が、自分の内面と向かい合って、
解決して行かなければ、いつまで経っても、嘘はなくならないのです。
嘘の中にも、人を幸せにする嘘と人を不幸にする嘘があります。
でも、
嘘は嘘ですから。
人を幸せにしたいと思うなら、
嘘をつかず「黙っている」という選択もある事を覚えておいてください。
では、今日は、「虚言癖」についてお伝えしました。
本日もお疲れ様でした。
【恵りょう子のYouTube講座】
準備中
ありがとうございました( ^∀^)
また、お目にかかりましょう。