彼に勝ってどうするの?無意味な「上下関係」は男女関係を悪化させる。

こんにちはヽ(´▽`)/
修復恋愛心理学「美人の教室」
塾長 恵りょう子です。
今日のブログは、男女関係でもっとも揉め事の原因の1つとなる「上下関係」についてお伝えしてゆきます。
あなたは、こんな事を思った事はありませんか?
「彼よりも優位に立ちたい。」
- 彼に負けたくない
- 彼よりも劣っていたくない
- 彼よりも凄い人だと思われたい
- 彼から一目置かれたい
- 私の方があなたより賢いんだから!
「思った事ない…」という方は、今日のブログは必要ありませんので、また、何かしらの機会がありましたらお目にかかりましょうm(_ _)m。
「思った事ある。優位に立つと気持ちがいいし。だけど、負けると腹がたつ。」という方は、このまま、読み進めてください。
彼と”言い合いになった時”や”喧嘩になった時” もしかしたら普段の生活の中でも、「彼よりも優位に立ちたい」とあなたは思った事があるでしょう?
確かに、あなたの言い分を理解しない彼や、自分の言い分を押し付けてきて融通が利かない彼を目の前にすると「押さえ付けてやろう。」と思う気持ちが湧いてくるでしょう?
しかし、その、「彼よりも優位に立ちたい」と思う事によって、あなたはどのように彼に接していますか?
- 「私の話も聞いてよ!」と怒鳴りつける
- 「だからあなたはダメなのよ。」とダメ出しをする
- 彼の過去の「悪事」を持ち出して黙らせる
- 理不尽な事でも正論のように言い放つ
このような事をしていませんか?
で…、このような事をして、今…どうなっていますか?
彼に対して「負けたくない!」という気持ちを出す事で、どうして、あなたと彼の関係が悪化して行くのでしょう?
今日のブログは、男女関係で上下関係を意識すると、どうして悪い方向へ向かってしまうのか?
そして、その解決方法はあるのか? をお伝えしてゆきます。
では、本日も最後まで、よろしくお願いしますm(_ _)m
上下関係は「仕事のタスク」
アドラー心理学の中には、私たち人間が「人間関係」を良好にするために使い分けける事をオススメしている3つのタスク(課題)があります。
① 仕事のタスク
運命も永遠も共にしない
② 交友のタスク
運命は共にしないが永遠は共にする
③ 愛のタスク
運命も永遠も共にするタスク
運命も永遠も共にしない「お金」「利益」だけのつながりの関係を”仕事のタスク”といいます。
共存して互いに利益をもたらすけれど、それ以外に貢献し協力し合う心の交流がある関係を”交友のタスク”といいます。
利益など関係ない、心のつながりを持って互いに貢献し協力し合う関係を”愛のタスク”と言います。
「優位に立ちたい」という上下関係は運命も永遠もともにしない
ここで、間違えないでもらいたい事があります。
上下関係の中には、「師匠と弟子」「先生と生徒」「教祖と信者」「女王様と奴隷」というような関係もあります。
この場合、師匠は弟子に技術を教えて弟子に貢献する役割がありますし、弟子は師匠から授けてもらった技術を習得して世の中に貢献できる人物になる役割があります。
教える側は、教えられる側に貢献し、教えられた側は世間に貢献できるようになり卒業していく仕組みなので”交友のタスク”になります。
ですが、
「優位に立ちたい」だけの師匠ってどうでしょう?あり得ますか?
最近では、スポーツ界などでも、指導者が生徒に対して暴行をする問題などが多く見受けられます。
「行き過ぎた指導」で片付けるのは簡単ですが、「指導」が「優位に立つ為」という目的に変わっている場合、指導者は生徒に貢献していませんし、生徒も世間に貢献するどころか、自分を守るために必死にならなければならない状態になります。これは、立派な”仕事のタスク”になります。
当たり前のことですが、恋愛に「仕事のタスク」を使用しても、運命も永遠も共にしないのだから、永遠が続くわけもありませんし、運命なんてもってのほかです。
では、あなたは彼にしている「優位に立ちたい」という心理をじっくり見てゆきましょう。
「仕事のタスク」で恋愛をしている女性の3つの特徴
① 彼の事をバカだと思っている
- バカ
- ガキ
- 頼りない
- どうしようもない
あなたは、彼の事をこんな風に感じていませんか?
- 何回言っても言われた事ができない
- 話を聞いているフリをして聞いてない
- あなたがして欲しい事を頼むと面倒臭そうにする
- 自分のやりたい事は、是が非でも押し通そうとする
- 急に意味不明な夢を実現させようとしだし、あなたを不安にさせる
あなたにとって理解できない行動を彼がし始めた時、あなたは「もう、いい加減にしてよ…立派な大人なんだから…。」と我慢の限界にくる事でしょう。
あなたの想像をはるかに超えてくる彼を目の当たりにしたあなたは、「この人…頭悪いんだろうな…」と自分よりも低い位置に彼を置く事で自分の心を落ち着かせようとします。
「彼はバカでガキなんだ…」と諦める事で、「なんで、こんな男を選んでしまったんだろう…」と自分自身の選択能力の無さを嘆いてしまう事もあるでしょう。
② 「お金を運んでくる人」として見ている
- 男性はお金さえ運んでくればいい
最初は彼に色々な事を期待していたあなたですが、彼があなたの思い通りにならない事が分かってくると、諦めてしまい、「「お金を運んでくる人」と思っていればいいや。」と、思うようになってきます。
独身同士のカップルの場合だと、
- ダメ男だけど、いないよりはマシか…
と、諦めてしまう事もあるでしょう。
男性に過度な期待はしなくなったものの、男性を勇気付けたり、応援したり、見守ったりする事はなく「放置状態」になって行きます。
③ 彼の事を「敵」として見ている
あなたは、自分自身を守るために必死になって行きますので、彼の「言い分」なんて聞きません。
無意識的に彼を「自分の敵」であると認識し、彼が自分にとって都合の悪い事を言い出すと「抑圧」しようと押さえつけます。
過去の彼の失敗や不祥事を取り出してきて、「水戸黄門の紋所」のようにソレを振りかざし、彼を黙らせようとしたり、「あなたは私の言う事さえ聞いていれば全て上手く行くんだから黙ってて。」と言わんばかりに怒鳴り散らす事もあるでしょう。
もしかしたら、実際にこの言葉を言ってしまった経験もあるかもしれませんね。
彼を押し付けたり、怒ったりするとエネルギーを使って互いに疲れるため、あなたは彼を無視するようになってゆく場合もあります。
結局は、愛する人から「敵」になってしまった彼に対して、「自分よりも劣っているくせに」「自分よりも役に立たないくせに」と、「自分が上」である事に意識が集中してゆきます。
そのため、彼の事を「ダメな人」としてみるようになり、女友達などに彼のダメな所を披露して「こんなダメ男と一緒にいる私って凄いでしょう?」と何の自慢かよく分からないような”愚痴という自慢”をし、世間に同情を求めるようになります。
結局のところ、彼よりも自分が上である事に意識が向いてしまっている状態です。
これらは、全て、
運命も永遠も共にしない
「仕事のタスク」
になります。
「彼より優位になりたり」あなたが、愛のタスクを手に入れる方法
① 「優位に立ちたい自分」では彼と運命も永遠も共にできない事を受け入れる
彼のあなたの互いの行動は、「反発し合う」行動でした。
互いに、反発し合う行動をとっていたのだから、自然と当たり前に、あなたと彼は反発しあい、関係を悪化させてゆきました。
あなたは自分を変える事なく「彼に変わって欲しい」と期待するあまりに、彼との関係を悪化させてゆきました。
ですが、あなたの行動が「彼と反発する行動」なのなら、「反発しない行動」に変えなければなりません。
彼に変える知識がないのであれば、あなたが勉強して、あなた自身が変えなければ何も変わりません。
あなた自身が、自分の行動が「反発」を招いている事をしっかりと受け入れなければ、あなたと彼の未来は何も変わりません。
今のあなた自身の状況を無視せず、しっかりと受け入れていく事が大事です。
② 「負けてもいい自分」を認めて許す
極論ですが…「彼に勝ったところであなたに何があるでしょう?」
- 自尊心を守れる?
- 自分は凄いと自慢できる?
- 周囲から褒めてもらえる?
人間なので、多少の上下関係を意識する事は自然な事かもしれませんが、「彼は愛する人」なんですよね???
利益だけの金銭目的の相手だったら上下関係を作って押さえつける事も大事かもしれませんが…「愛」があるんですよね???
「愛する人」に「負けた」ところで…何かダメージでもあるんでしょうか?
これは、私の個人的な意見なんですけど…
人様に「勝ちたい」「優位に立ちたい」と思った時点で、「負け」てるんじゃないか?と思っています。
「勝ち続ける人」って…自分との勝負をしている人達ばかりなので、「「人に勝ちたい」と思う事はないのではないか?」と、思ったりしています。
一流のアスリートの方達などを見ていても思いますが、世間が「勝敗」を気にするから、一応、インタビューでも「勝ちたいです!」とリップサービスをしているだけであって、実際のところ、自分との戦いなわけなので、1に練習、2に練習で自分と戦ってるんじゃないでしょうか?
- 認められたい
- 凄い人と思われたい
と、いう気持ちは、人間なら少なからず持っているものだとは思います。
しかし、実際にソウ言われる人達の多くは、「自分に勝ってきた人達ばかりなのではないか?」と私は個人的に思っています。
「自分は変わりたくない」と自分との勝負もしないで、「あなたは変わってよ。」というのは、お門違いかな?と、私は個人的に思います。
「負けてもいい自分」を認めて許していく事が大事です。
③ 彼とは「横並びの関係」を意識していく
彼とは、上下関係ではなく「横並び」の関係を意識していくことが大事です。
どっちが上、どっちが下、というわけではなく、愛する人なのですから、常にあなたの「横」に並んでいるイメージで接してゆきましょう。
あなたが理解できない彼の価値観も「あなたと同等で横並び」の彼が言っている事なんです。
理解ができないから「理解できない。バカじゃないの?!」と言ってしまうのか?
「この人は、こんな考え方を持った人なんだ。」と感心するのかでは、雲泥の差があります。
あなたにとって理不尽な考え方を彼はいうかもしれません。
しかし、ソレが「彼の価値観」なのです。
あなたは、理解できない彼の価値観を「バカなのかしら?」「頭弱いのかしら?」「私とは合わないのかしら?」とアレコレと考えるかもしれません。
彼の価値観をアレコレと難しく考える事なく、シンプルに「彼はこういう人なんだ」と受け止める事ができたら、彼自身の存在をシンプルに「受け止める」事ができるようになります。
そして、彼の価値観を理解しないのか?感心するのか?を決めるのは、あなたの課題です。
あなた自身が、どっちを選ぶのか?で、彼との未来が変わってゆきます。
「理解できない」のなら、別れるでしょうし。
「感心する」のならば、「そういう人な彼」をシンプルに受け入れていくことができるでしょう。
男女関係は「愛のタスク」です。
運命も永遠も共にする相手には「横並びの関係」を意識していく必要があります。
彼とは横並びなのだから
- 彼はどんな価値観でも持っていい
- 彼との間に勝ち負けはない
- あなたも自由に選択していい
まとめ
私自身、若かりし頃は、「男性よりも強くなくてはならない」「男性に負けてはならない」「男性よりも凄いと思われないとならない」と思っていた時期があります。
その頃、私が男性にしていた行動は、
- 「私より年収が上な男性じゃないと男として認めない」
- 「仕事が出来ない男ってダメじゃない?」
- 「私を黙らせられる位のメンタルを持っていないと男として認めない」
- 私が認める男じゃないと男じゃない
という、今考えれば「何様や…( *`ω´)」と思うような事を平気で豪語しておりましたし、
- 「私は才能のある人間なの」
- 「私はあんたとは格が違う」
- 「あんたは私の足元にも及ばない」
と、いうような事を…さすがに口にはしませんが、心の中に常に持っておりました。
そんな私についたあだ名は「女王様」。
(今となっては、お恥ずかしい限りです…(;ω;))
若かり頃の私を知っている方は、今だに私が「女王様」であると思っている方も多いです。
(1度ついたイメージは…なかなか、取れませんね(;ω;))
しかし、世間のイメージがどうであれ、私自身「優位に立ちたい」という無意味な上下関係を男女間で持っている限り、絶対に、男女が交わる事はないと思っています。
せっかく、愛し愛されの関係になって、将来、子供にも恵まれるかもしれない男女関係。
男女関係は、人間関係の始まりでもあります。
「家族」として、発展していける可能性を大いに秘めているのが男女関係です。
子供が生まれて家族ができたら、子供は世間に貢献できる存在になって行ってもらいたいものです。
そしてまた、互いを認めあえるパートナーを得て、家族が発展していくのが理想的かな?と、私は個人的に思っています。
互いに互いを認め合い、横並びの関係で理解していく事が、「幸せ」に繋がります。
上下関係のない、男女関係を目指していただけたら嬉しいです♪
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では、本日も最後まで、ありがとうございます♪( ´▽`)
また、書きます♪