大事にされたい欲求が生んでしまう「 優越コンプレックス 」。

こんにちは♪( ´▽`)
男女関係改善心理学「美人の教室」
塾長 恵りょう子です。
※このブログは、悪化した男女関係を改善したい「女性」へ向けたブログになります。
男女関係を改善する事に重きを置いた発言が含まれるブログになります。
読み進める進めないは、ご自身のご判断でお願いいたします。
あなたは、彼に対して、
- 私を大事にしてほしい
- 私の話を聞いてほしい
- 私を理解してほしい
という欲求を心に持った事はないでしょうか?
「ある」と答えた方や「そう思った事で苦しんでいる」という方は、このまま読み進めてください。
一見、とても可愛らしく、人間らしい発想のような気がします。
ですが、実際は、案外、厄介な「発想」だったりするのです。
実際、「大事にされたい」「話を聞いてもらいたい」「理解してほしい」と彼に欲求を重ねると、
最初のうちは、耳を傾けてくれていた彼も、どんどん話を聞かなくなってゆきます。
あなたを無視したり、あなたをないがしろにしたりするようになります。
そんな彼を目の当たりにして「どうして?」と不安になり、苦しくなり、悲しくなる。
そんな経験をあなたはしているかもしれませんね。
- どうして、彼は、あなたを大事にしないのか?
- どうして、彼は、あなたをないがしろにするのか?
- どうして、彼は、あなたを理解しようとしないのか?
今日のブログは、この疑問を紐解いてゆきます。
どうぞ、最後まで、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
大事にされないあなたの現状
- 私を大事にしてほしい
- 私の話を聞いてほしい
- 私を理解してほしい
と、いう欲求は、私たち人間なら誰しもが持っている欲求です。
自分を大事にしてくれる人は欲しいし、自分の話を親身になって聞いてくれる人が欲しい、自分を理解してくれて自由にさせてくれる相手が欲しい。
そう考えるのは、人間としてごくごく自然な事です。
しかし、だからといって・・・。
- 強制的に私を大事にしなさい
- 支配的に私の話を聞きなさい
- 強引に私を理解しなさい
と、相手に迫るのは、おかしな話です。
- 相手があなたを「大事にするのかしないのか?」
- 相手はあなたの「話を聞くのか聞かないのか?」
- 相手があなたを「理解するのかしないのか?」
このような事は全て、相手が考えるべき課題になります。
実際のところ、あなたが考えても・・・どうしようもない事だったりします。
だけど、あなたは、考えてしまいます。
その理由は、「彼に愛される自信がある」から。
要するに「彼は私を愛してくれる」という「期待」が大きいのです。
「え?・・・私、彼から愛されている自信がないから悩んでるのに・・・。」と思った方もおられるかもしれませんね。
ですが、実際、あなたは「彼から愛される自信」があったから、彼から大事にされない自分を目の当たりにした時、
悲しくて・悔しくて・どうしようもない気持ちになったのではないでしょうか。
あなた自身の中に「愛される自信があるのに愛されない」という矛盾が生まれているのです。
今、あなたは、彼が自分の思うように動いてくれない事で悩んでいると思います。
本当は、自分の事を大事にして欲しいのに、なかなか、大事にしてくれない彼に対して悩んでいます。
だから、「私を大事にして欲しい」「私の話を聞いて欲しい」「私を理解して欲しい」と思っていますね。
ですが、その悩み・・・実のところ、あなたが悩んでも、どうしようも出来ない物だったりします。
先ほども言った通り、「あなたを大事にする」「あなたの話を聞く」「あなたを理解する」のは、彼の課題だからです。
あなたが考えるべき課題でもなんでもないからです。
あなたはわざわざ、彼が考えるべき課題を考えてあげて、彼が行動すべき課題を考えてあげて、ご丁寧に答えを出してあげようとしていますが、
あなたが出した答えに従うかどうかを決めるのも「彼の課題」になります。
あなたが、どんなに彼の課題を取り上げて、自分が代わりに考えてあげていても、
実際に考えて行動するのは「彼」なので、彼があなたの思い通りに動く事はありません。
なぜなら、彼には、彼の考えと判断があるからです。
彼があなたの出した結論を「うん!それいいね。それで行こう!」と採用してくれたならば、彼はあなたの思い通りに動くかもしれません。
しかし、「うーーーん。俺の考えとは違うんだよね・・・。」と彼があなたの出した結論を不採用にした場合、彼はあなたの思い通りには動きません。
彼は、彼なりの独自の考え・行動をするようになります。
ここで、あなたに質問です。
そもそも、あなたは「どうして、彼を自分の思い通りにコントロールしたい」と思ったのでしょうか?
あなたは、彼に対して「私を大事にして欲しい」「私の話を聞いて欲しい」と自分の欲求をぶつけました。
それは、あなた自身が、「彼に自分の思うように動いて欲しい」と自分の意見・主張を通そうと願ったからです。
どうして、あなたは、彼に「自分の思うように動いて欲しい」と願ったのでしょう?
これには、『 優越コンプレックス 』が大きく影響しています。
上下関係を作る『 優越コンプレックス 』
優越コンプレックスとは・・・
自分が優れた人間であるかのように見せかけることで劣等感に対処する態度をとる事。
そもそも、優越コンプレックスは「劣等コンプレックス」を隠すために用いる心理になります。
劣等コンプレックスとは・・・
自己肯定感の不足や疑い、確信の持てなさ、そして自分が劣った人間であるという感情を出す事。
- 愛されている自信がない
- 彼みたいな素敵な人が私みたいな人間を好きになるはずがない
- 男性自体と共存していく自信がない
劣等コンプレックスには様々な理由がありますが、大抵の理由は「自信のなさ」からやってきます。
『自信はないけど、プライドはある。』
このような状態になった時に劣等コンプレックスを隠すために「優越コンプレックス」が発動します。
- 相手との間に上下関係を作る
- 相手との間に勝ち負けを作る
- 相手との間に追う追われる関係を作る
- 相手との間に使う使われる関係を作る
劣等コンプレックスを発動させている女性の多くが、「上下」「勝負」などの上下関係を作る傾向にあります。
上下関係を作って、自分が優位に立つ事によって、自分の「自信のなさ」を隠す事ができるので、自分にとっては、とても都合のいい隠れ蓑になります。
優位に立てない場合は、スネればいいのですから、結構、楽なのです。
(厳しい事を言ってしまいました・・・ごめんなさいm(_ _)m)
優越コンプレックスが原因になる行動の多くが・・・
- 自慢をする
- 話を聞かない
- 意見の主張
- 相手の弱点を見つけて攻撃
このような行動を過度にする場合が多いです。
どうしても、相手に対して「勝敗」を決しないと気が済まないのが、優越コンプレックスになります。
この「優越コンプレックス」は、男女関係を悪化させる要因の1つになります。
どうしても、彼との間に「勝敗」を決しないとならないので、彼を常に「敵」とみなし、彼に「戦いを挑む」形になります。
世の中には、「男女間は戦いだ」なんていう方もいらっしゃると思いますが、
実際のところ、男女間で相手を「敵」とみなし、敵視した関係を続けていると・・・
信頼や真心を失っていく事につながります。それは何故か?・・・。
それは、「上下関係・勝負」は運命も永遠も共にしない『仕事のタスク』になるからです。
運命も永遠も共にしない仕事のタスクで彼に接してしまうと・・・シンプルに運命も永遠も共にしない関係になります。
時期が来れば別れてしまいますし、永遠に疎遠になってしまう事もあるでしょう。
優越コンプレックスは、私たち人間ならば、誰しもが持っている心理になりますが、
自分の感情に任せて優越コンプレックスを発動し続けていると・・・人間関係を悪化させてしまう原因になります。
運命も永遠も共にしない仕事のタスクで接する場合は、劣等・優越の両コンプレックスも必要になるかもしれませんが、
運命も永遠も共にする愛のタスクで接する男女間系では、「劣等コンプレックス」も「優越コンプレックス」も必要ないものになります。
今、あなたが、彼から大事にされていなくて、不満・悲しみ・不安・苛立ちを抱えているとしたら、
それは、あなた自身が「優越コンプレックス」を発動している可能性が高いです。
愛は常に「横並び」
「優越コンプレックス」を発動させているからといって・・・今後、お先真っ暗なわけではありません。
劣等コンプレックス・優越コンプレックスを心に秘めていても、そもそもの「愛」の見方を変えていけば、問題は解決されます。
今のあなたは、「彼が自分の思い通りに動かない」事で必死で悩んでいる状態です。
彼を「自分の思い通りにコントロールしたい」と考えており、彼との間に上下関係を作って、自分が優位に立とうと考えている最中です。
この「上下関係」を求める行動を「横並びのイメージ」に変化させる事で、あなたと彼の関係を良好にしてゆきます。
劣等コンプレックス・優越コンプレックスというのは、誰の心の中にも、多少はあるものです。
個人差があるので、コンプレックスの強い人・弱い人の差はあります。
ですが、コンプレックスを持っているからと言って、それが悪い事とは一概には言えません。
コンプレックスとは、持っているからこそ「払拭するぞ!」「卒業するぞ!」というヤル気・勇気も芽生えさせてくれるものだからです。
コンプレックスを持っているからこそ、彼との関係を「横並びの関係でイメージする」事にチャレンジできるのです。
男女関係の目指すところは「愛」なので、運命も永遠も共にする「愛のタスク」で彼とは接しないとなりません。
男女関係の接し方は「愛のタスク」だけで十分です。
ただ、子育てや親戚付き合いになると運命も永遠も共にしない「仕事のタスク」運命は共にしないけど永遠は共にする「交友のタスク」を使って接する事もあります。
ですが、色々と難しい事を考えつ必要はありません。
男女関係だけで言うなれば、「愛のタスク」だけで十分です。
彼への接し方を「愛のタスク」に集中させる事で、交友のタスクも仕事のタスクも簡単に実践できるようになってきます。
「愛のタスク」に集中していくと、そんな不思議な事が起こります。
これまで、彼との関係に「上下関係・勝ち負け」を作る事が当たり前になっていたあなたの意識を「横並びのイメージ」に変化させてゆきましょう。
イメージとしては、彼の隣で手を繋いているイメージです。
彼の前でもなく、後ろでもなく、隣にピタッと寄り添っているイメージです。
あなたと彼の関係を良好に改善していくとしたら、まずは、彼と自分の関係を「横並び」としてイメージしましょう。
あなたが、彼にマウントを取りそうになったら、スッと彼の横に戻ってください。
彼があなたにマウントを取り、抑え込もうとしたら、スッと避けて、彼の横に戻ってください。
そういうイメージを持って、彼と接してゆきましょう。
実行するのは難しいと感じる場合があると思いますので、はじめは「イメージ」から初めてゆきます。
案外、イメージをするのは大事です。
イメージトレーニングからやってゆきましょう。
まとめ
私自身、10代・20代・30代前半頃まで、劣等コンプレックスを隠すために、優越コンプレックスを使って、様々な失敗を経験してきました。
結局、私が調べた結果や私の経験からの結論は、劣等コンプレックスを隠すために、優越コンプレックスを使っても・・・結局は、全て失敗するという結論に達しています。
「コンプレックス」を持つ事は、恥ずかしい事のような気がしますが、実のところ、そんなに恥ずかしい事ではありません。
人間なら、誰しもが持っていて、誰しもが、「出来れば隠したい、出来ればバレたくない」と考えるものだったりします。
誰でも持っているものなので、さほど、恥ずかしいものではありません。
案外、バレてしまったところで・・・世間には関係ないし、自分さえ納得できれば、何ら問題のない事だったりします。
自分自身の劣等コンプレックスが周囲にバレたとしても、周囲からしてみたら、あまり興味もありませんし、何の影響もありません。
例えば)「私、頑固なんです。」という劣等コンプレックスを持っていた場合。
大抵の人間は自分の価値観を「正」として生活をしていますから、大抵、皆、頑固です。
頑固なコンプレックスを隠したいと思っていても、頑固な性格を持っている人は、あまり隠せておらず、表に出ている場合が多いです。
「バレバレですよ・・・。」というやつです。
バレたからといって「あなたは頑固なので人間失格です。」なんて事は言われません。
言われたとしても「あなたの頑固は折り紙つきだね。」とか「もうちょっと柔和になりなさい」とお節介を受ける程度で、あなたの人生を否定されたり、あなたの生き方を否定される事など、そうそうありません。
劣等コンプレックスとは、案外、あなた自身が「隠したい」と必死になっている程度で、周囲からしてみたら「バレてますよ。」「知ってます。」というのが多いです。
なので、周囲にはバレている劣等コンプレックスをあなたがいくら隠そうとして、優越コンプレックスを使ったとしても・・・。
周囲の人たちは、「どうしました??」という、程度にしか感じていません。
あなたが優越コンプレックスを使って「自分を優位」に見せたとしても「はいはい。」となだめられるのがオチです。
男女関係でも同じです。
彼は、あなたの劣等コンプレックスなんて、とうの昔に分かっています。
今更、隠して、強がって見せても・・・彼からしてみれば、うっとおしいだけなのです。
彼との間に上下関係を作って、自分を優位に立たせても彼との関係が良好にならないのであれば、
その優越コンプレックスはサクっと捨ててしまって、彼と「横並び」の関係をイメージして行けば、あなたは自分自身の手で彼との関係を良好にしていく事が出来ます。
彼との関係の視点を「上下関係」から「横並び」に変更するだけで、彼とあなたの未来が変わってきます。
彼との関係を常に「横並び」というイメージにして、彼に接してゆきましょう。
【恵りょう子のYouTube講座】
準備中
では、最後まで、ありがとうございましたm(_ _)m
また、書きます♪( ´▽`)