「我慢すりゃなんとかなる!?」男性からのマウントを 忍耐 でスルーしてしまう女性達。

こんにちは(^^)
男女関係修復心理学「美人の教室」
塾長の恵りょう子です。
※このブログは、悪化した男女関係を修復したい「女性」へ向けたブログになります。
男女関係を修復する事に重きを置いた発言が含まれております。
読み進める進めないは、ご自身のご判断でお願いいたします。
男性は本能的に「社会を生き抜く力」「学ぶ力」を重視する生き物である事が分かっています。
「触れ合って・話し合って・分かち合って・コミュニケーション」を取る事を本能的に重視する女性とは違います。
男女の本能的な『脳の動かし方の違い』により、男女関係に亀裂が生じることもあります。
たいてい、亀裂が生じる時というのは「相手が自分と違う」と認識できていない時です。
物理的には認識していても、同じ「人間」として「同じ」だと感じてしまう事から、
- 自分と同じことが出来ない
- 自分と同じ考えをしない
- 自分の言っている事が通じていない
大体、このような事が起こると、相手を信頼出来なくなったり、相手に怒りを覚えたりして、関係が悪化してゆきます。
女性は比較的、このような問題が男女間に起こっても、コミュニケーションを取りながら解決する能力を持っていますが、正直、男性にはありません。
男性でも、女性脳をお持ちの方もいらっしゃるので、コミュニケーションが得意な男性もいらっしゃいますが、男性が本能的に動く時には、やはり、女性脳をお持ちの男性でも、「社会を生き抜く力」の方を優先的に選択して動きがちです。
男性がコミュニケーションよりも「社会」「学び」を重視した生き方をするのは、男性特有の本能なのですが、それを理解出来ない女性が多いのも否めません。(逆も然りですけどね(^^;;)
そのため、自立した考え方をしすぎる男性も少なからずいらっしゃるため、それに適応するには「忍耐」を鍛える女性も少なくありません。
今日のブログは、男性と共存していくために「 忍耐 」を鍛えて乗り越えようとしてしまう女性へ向けてお伝えします。
批判と適応・批判と反発
エリックバーンの交流分析の中に「批判的な親は、適応的な子供を引き寄せるが、時間が経つと反抗的な子供を引き寄せる」という人と人の交流の基礎があります。
「親」とか「子供」というのは、実際のご両親の事ではなく、「自分の中で作り上げた親像」「元々から持っている純粋な子供性」の事を言います。
誰の中にも「批判的な親」「適応的な子供」「反抗的な子供」は存在します。
どの部分が強いか、どの部分が弱いかで、その人の性格が決まります。
例えば))批判的な親が強い性格をお持ちの方なら
- 物事に否定的
- 相手を心から信頼ない
- 自分以外を道具だと思っている
と、いうような「基本性格」を軸に行動します。
逆に、
親和的な親(この項目には出てきませんが)が強い性格をお持ちの方なら
- 世話ずき・お節介
- 自分の事より他人が優先
- 優しい・心配性
というような「基本性格」を軸に行動します。
もう1つ説明するなら、
適応的な子供が強い性格をお持ちの方なら
- 断れない・損をしやすい
- いじられキャラになりがち
- 臨機応変・融通が利く・便利
- 自分を自分で傷つける
というような「基本性格」を軸に行動します。
『批判的な親・親和的な親・大人・適応的な子供・反抗的な子供』と5種類の「心理軸」を使って、私たち人間は基本的に人間同士の交流をします。
⑴ 心理学的「親」と「子供」のロジックを知る
このブログでの項目では、「批判的な親・適応的な子供・反抗的な子供」に焦点を当てて解説してゆきます。
先ほども、解説しましたが、「親=自分の中で作り上げた親像」「子供=持って生まれた子供性」の事です。
実際のご両親やお子さんの事ではありません。これは、頭に入れておきましょう。
では、下記の図をみてください。
あなたの中にある「批判的な親」は相手から「適応的な子供」を引き出す力があります。
あなたの中にある「適応的な子供」は「批判的な親」に従う事もありますが、「反抗的な子供」に変化する場合があります。
そして、「反抗的な子供」は「批判的な親」となって、相手に仕返しを望む心理を生むようになります。
簡単に言えば、
A「お前、バカなの?」(批判的な親)
B「あはは・・僕はバカなのかな。」(適応的な子供)
A「死んでもバカは治らないんじゃない?」(批判的な親)
B「そんな事いう君の方が本当はバカなんじゃないの? 僕、Aの事嫌いだし、認めてないから。」(反抗的な子供)
A「何だ、それ。お前、舐めてんのか?」(批判的な親)
B「僕に舐められるような事したの?怖い事いうな〜。」(批判的な親・大人)
A「お前、そんなヤツだったのかよ。」(批判的な親)
B「僕は元々、こういう人間だよ。ずっと君の事、バカだと思ってた。僕に近寄らないでくれよ。」(批判的な親・大人)
A「それは俺のセリフだわ。金輪際、絶交だ!絶対、お前の事許さない!」(適応的な子供・反抗的な子供)
このような「心理的な駆け引き」を繰り返してゆきます。
このようなロジックが「批判的な親・適応的な子供・反抗的な子供」には存在します。
⑵ 批判的な親・適応的な子供・反抗的な子供で交流している関係は長続きしない
批判的・適応的・反抗的での交流をしている人間関係は、長続きしません。
なぜなら、最後は「相手を批判する事」を目的としてしまう傾向にあるからです。
一般的に考えて、相手から「バカなの?」と聞かれて「はい、ありがとうございます。」なんていう人は滅多にいません。
たいていが、「バカなの?」と聞かれると「は?お前何?(怒)」と批判に対して、反抗的対応したり、「ははは・・」と愛想笑いでその場しのぎの「適応」をします。
批判に反抗をぶつけて、ぶつつかり合うコミュニケーションのとり方もあると思いますが、たいていの方は、面倒くさいですし、逃げれるものなら逃げたいので、適応をしてスルーしようとします。
どのみち、批判に反抗をぶつけて怒りで勝負をつけて体力を消耗するか、我慢してストレスを増やすかのどちらかになります。
どちらにせよ、精神的にも肉体的にも「疲れる」事でしょう。
精神的に疲れる人間関係というのは、家族であっても、長く続く事はありません。
男女関係のように他人同士の交流なら尚更です。
「忍耐」では解決しないなら
「忍耐力」は、私たち人間が生きている中で必要なスキルだったりしますが、解決策があるのに「忍耐」で押し通すのも・・疲れる話です。
忍耐を辞書で引くと「耐え忍ぶこと」とあるので、我慢する事のように捉えがちですが、本来の意味は「ここぞの時まで体力・精神力を温存しておく」事を指します。
体力・精神力温存が忍耐の目的なので、我慢をしてストレスをためて、体力も精神力も低下していては、忍耐にはなりません。
それは、ただの「我慢」でしかありません。
我慢の日々というのは、結構、辛いものがあります。
男女関係で「忍耐」を強いられてしまう事のほとんどは「相手と自分が違う事を受け入れられない事」にあります。
受け入れられないのか、認識していないのか…どちらかではあると思いますが、
- 自分と同じことが出来ない
- 自分と同じ考えをしない
- 自分の言っている事が通じていない
このような「当たり前の事」を「問題視」してしまっている関係は、良好な関係を継続していく率が低いです。
人間同士「違う生き物」のぶつかり合いが交流です。
⑴ 解決方法
まずは「相手と自分は違う」とあなた自身が認識していく事から始めてゆきましょう。
自分が苦しんでいると「相手を変えたい」と思ってしまう事もあります。
しかし、相手ではなく、まずは、あなた自身に期待をしてゆきましょう。
男性から受ける「批判」はさまざまです。
- あなたの家事に対する批判
- あなたの育児に対する批判
- あなたの趣味に対する批判
- あなたの性格に対する批判
彼からあなたに向けられる「批判材料」は山のようにあります。
今までは、「彼に適応して耐えないと乗り越えられない」と思っていた物事でも、実のところ、あなたの中にも、彼の中にも、批判的な親・適応的な子供・反抗的な子供は存在します。
あなたと彼の間でぐるぐると回っている「批判・適応・反抗」の連載を止める方法が1つあります。
「大人」を使って、彼に対応する方法です。
大人とは何かと言いますと、自分自身の感情や行動をコントロールするコンピュータのような心理です。
簡単に解説すると、
A「お前バカなの?」(批判的な親)
B「なぜ、私はあなたからバカにされているのですか?」(大人)
A「自分で考えろ!」(批判的な親)
B「それは、必要ありません。」(大人)
というように相手に適応せず、反発もせず「素直な疑問」をそのままぶつける行動です。
- 何故、バカと言われているのか?
- 何故、この人はバカと言ったのか?
- 何故、今、こんな状況になったのか?
素直に疑問に思った事をそのまま相手にぶつける行動です。
この「A(大人)」を使って、解決してゆきます。
彼に適応しすぎて、麻痺してしまっている女性の多くは、この「A(大人)」を使う方法を難しいと考える方も多いのですが、案外、難しいものではありません。
自分の「本心」をそのまま「言葉」にしたらいいだけです。
多分、「本心を言葉にすると彼を傷つけてしまう」とか「本心を言うと彼が怒ってしまう」とかあるから、忍耐でカバーしようとするのだと思いますが、実際、「A(大人)」で対応をすると、相手からも同じ「A(大人)」を引き出すことが出来ます。
こればっかりは、難しく考えず、思い切って元気よく「A(大人)」を使って、彼に接していく必要があります。
まとめ
私自身も親の目を気にしなから生活した子供時代を送っていた事もあり、「適応」が得意な人間でした。
若い頃から、「断れない・すぐ謝る・相手の批判を受け止める・便利に使われる」というような人間交流が多かったのですが、心理学を本格的に勉強するようになって「A(大人)の使い方」を身につけられるようになってからは、「損をする・自分を自分で傷つける・自分を守ることが出来ない」と言うような事がほとんどなくなりました。
私の場合は、それが遅くて・・・35歳頃までは、結構、自分の適応力の高さに悩んでいた事もあります。
適応力が高いと、物事を臨機応変に対処できるというメリットもあります。
その反面、あくどい人間から漬け込まれやすいというデメリットもあります。
長所があっても、生かせないと勿体無い。
適応するように見せかけて、本心を相手に伝える戦法が、「批判的な親が強い男性」と共存していく戦略になります。
本当は、男女の交流で「戦略」なんて言葉は使わないのが、好ましいです。
男女の交流は「愛の交流」ですから。
しかし、「愛の交流」に至るまでに「戦略」が必要なら、戦略は使用して行かないといけません。
「仕事上手は恋愛上手、恋愛上手は仕事上手」という言葉があるように、適応ばっかりしてストスレを溜め込む生き方を変えてみるのもいいかもしれません。
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準備中
最後まで、ありがとうございました。
また、書きますm(_ _)m